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蘭字とは [紹介]

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写真は蘭字のラベルです。明治以降に外国との貿易が始まると日本は生糸と日本茶が主な輸出品になり、日本茶は最初横浜港から輸出されていたが静岡県の清水港から明治39年(1906)になってようやく輸出されるようになりました。輸出される茶箱はアンペラというムシロのような梱包材で包まれ、正面に薄い和紙で蘭字が貼られていました。箱に張ったラベルが蘭字でアルファベット文字入りの華やかな木版多色刷りのデザインでした。

低カフェイン茶とは [紹介]

低カフェイン茶とは
煎茶には普通2~3%のカフェインが含まれています。カフェインは茶の苦み成分として重要です。
それ共に中枢神経系に作用して気分を爽快にする作用もあります。ただし人によっては
過度に摂取する事で不眠など不快な症状をもたらすことがあります。
低カフェイン茶はこのカフェインを通常のお茶の1/2~1/3に減らしたお茶です。

低カフェイン茶の製法は専門的になりますが
茶葉中のカフェインは熱湯により溶出されやすい、茶生葉、茶蒸し葉を85℃のお湯に浸漬した場合、いずれも1分間で約70%、3分間で80%以上のカフェインが溶出した。
湯温を60℃にした場合はカフェインの溶出は非常に少なく、その効果はかなり温度に依存する事が分かりました。
一方カテキン類の溶出はカフェインに比べて遅く、85℃で3分間の浸漬した場合、
EGC(エピガロカテキン)が5.1%、EC(エピカテキン)が12.2%、EGCG(エピガロカテキンガレート)が4.1%、ECG(エピカテキンガレート)が3.6%の溶出率であった。
以上の事から茶生葉、茶蒸し葉ともに、熱湯に1分間程度、浸漬することでカフェインを選別して
取り除けることが分かりました。

お茶のビタミンCについて [紹介]

mizu.jpgお茶は知られていませんがビタミンCを豊富に含んでいます。高級な煎茶程多く含まれています。
煎茶を4~5杯飲むと推奨摂取量の30~50%位とれます。
しかもお茶のビタミンCは野菜などのそれとは違って熱に強く壊れにくい安定した性質を持ってます。

なぜかというと「カテキン類」がビタミンCを守る働きが有るからだそうです。作物のビタミンCは日光を浴びることにより作られます。
従って被覆栽培の玉露などより露天で栽培する煎茶の方が多くビタミンCが含まれます。

山間地のお茶はなぜおいしいか [紹介]

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昔から銘茶の産地は川の上流域の山間地で有名なところがあります。
なぜ山間地のお茶はおいしいのでしょうか?

山間地は平地と比べる掛川茶畑と日照時間が短く、平均気温が低く朝晩の気温差も
大きいところが多いです。そのため新芽の成長が遅く、新茶の時期が遅れますが
新芽がゆっくり成長するために、うまみ成分が時間をかけて醸成され、また日照時間が
短いためカテキン類が少なく、アミノ酸類が多くなる傾向があります。

従って苦み、渋みがおさえられ、うま味・甘みが多い茶葉に仕上がります。
またあと一つの特徴は「山のお茶」特有の強い香気が有ります。

こちらのページの「北斗の香」「くらみ」
http://www.shizuokaen.net/green/s_jyokyu.html

緑茶の色は茶色? [紹介]

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緑茶は急須で入れてもキレイな緑色をしていますが、こぼれたお茶などを拭いた布巾を暫くおくと
色が褐色になります。その色がまさに茶色になります。

あと一つ理由をあげると昔から庶民が飲んでいたお茶は茶葉を摘んで直に釜に入れて炒ります。
そしてすぐむしろなどに広げてさまして天日で乾燥させます。できたお茶は黒っぽい色をしていた
そうです。お湯で出しても赤ぽかったり黄色だったり今の緑茶のような色に出なかったそうです。

その長い歴史的な流れの中でお茶の色が茶色という色の概念が定着したと考えられます。
今のようにキレイな緑色のお茶の作り方(茶葉を蒸気で蒸して仕上げる製造方法)は
江戸時代の中期以降だそうです。

粉末緑茶やお抹茶で冷茶を作るときの小道具 [紹介]

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これから益々暑くなると冷たい飲み物が欲しくなりますよね。
普段熱いお茶がお好きな方でも、ジンジン暑くなると冷たいお茶が欲しい時がありますよね。

いま流行の粉末緑茶やお抹茶を使って冷茶を作るときにコレがあると便利です。
まず「茶杓」ですが、本来お抹茶をお茶碗に入れるときに使用する物で、計量も兼ねています。
粉末緑茶なら一杯が、ゆのみやカップ・グラスなどにちょうど良い分量になります。

あとは「竹製のマドラー」です。コレでお抹茶や粉末緑茶を練り込むように冷水で溶かすと
おいしいお茶が出来ます。使い込んでいく内に、しなびたいい艶が出てきます。

なぜ「水出し煎茶」は色が変わりにくいの? [紹介]

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「水出し煎茶」の色は変わりにくいのはなぜか。
お茶の中のカテキン(タンニン)類は高温のお湯ほど溶出しやすい性質が有り、
それに伴い渋みや苦み成分が強く出やすくなります。
また特に成分のタンニンは時間の経過とともに変色しやすい性質を持っています。

一方「水出し煎茶」は最初から、お水に入れておきますので、カテキン(タンニン)類の
溶出が少なく、したがって変色がしにくく、味もうま味の成分のアミノ酸類が多く溶け出し、
まろやかで渋みの少ない甘い感じのお茶が出来ます。
ただし低温でお茶の成分を溶け出させるので時間を要します。

前の夜にティーバッグの麦茶を作る要領でガラスやプラスチックのボトルに「水出し煎茶」の
ティーバッグとお水を入れて冷蔵庫におけば次の日、一日冷煎茶を楽しめますよ。

詳しくはこちらへ http://www.shizuokaen.net/shizuokaen/mizudashisencha%20page.html

今年もみずみずしいお茶の新芽が育ちました。 [紹介]

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写真は「深蒸し茶でも有名な掛川市の東山(粟ヶ岳)です」
夏も近づく八十八夜・・・歌にも唄われている通り、今年も新茶の茶摘みの時期も佳境に近づいて参りました。
当社の主力仕入れ産地の掛川市の茶畑を何ヶ所か観て歩きましたが、今の所、遅霜の被害は無いようで、ホッとしました。今年は特にお客様には新鮮でおいしいお茶をご提供出来そうです。昨年が異常気象で出来が良くなかったので今年はお客様に期待していただいてよろしいと思います。

静岡県掛川茶市場でも26年度の新茶の取引が始まりました。 [紹介]

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静岡県掛川市に有る茶市場でも26年度の新茶の取引が始まりました。
写真からムンムンする新茶の若い緑の香りが漂ってくるようです。今年は遅霜の被害も殆ど無く、
良質のお茶が生産されそうです。今年は特にお客様のために価格以上の品質が求められています。
お手頃の価格の新茶はもう暫くお待ち下さい。ご期待に応えられるよう吟味して仕入れに当たります。

静岡県の掛川茶市場の新茶の初取引の日が決定しました。 [紹介]

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当店の仕入れの主力産地、静岡県掛川茶市場の新茶の初取引のお知らせがFAXで届きました。

4月22日(火)に初取引が始まります。朝晩の気温の低さが続いていることが少々気になります。

なんとか無事、茶の新芽が遅霜などの被害に遭わないように祈らずには入られません。

順調にいけば5月の初旬にはお手頃の価格帯の味の乗った新茶を飲んでいただけると思います。

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